「なんて言っているのかわからない」
「なんで聞き取れないのか分からない」
そんな悩み、ありませんか?
実は、リスニングの点数を上げる一番の近道は「発音トレーニング」なんです。
今日取り上げるのは、特に日本人学習者がわかっていなかったり苦手としやすい「T」の音。
このTの発音を攻略すれば、一気にスコアアップも夢じゃありません!
🟡 リスニングが伸びない人の多くが「Tの音」を聞き取れていない
「Tなんて簡単でしょ?」と思うかもしれませんが、実際の英語ではTの発音は7種類あります。
日本語の「トゥ」だけだと思っていると、ネイティブの「T」は聞き取れません。
たとえばTOEICでよく出る
- What do you think?
- Let us know.
これらの “T”の音は、Dのように聞こえたり、消えたり、喉で止まったりします。
英検のナレーションも同様で、音がつながったり変化することで、聞き取れない人が多いのです。
🔵発音できない音は、絶対に聞き取れない
リスニング力とは「耳の良さ」ではなく、「脳がその音を知っているかどうか」です。
つまり、自分の口でその音を再現できるかどうかがリスニング力を決めます。
発音できない音は、耳に入ってきても「意味のある音」として認識できないのです。
だからこそ、「発音トレーニング」は、リスニング点数を伸ばしたい人にとって最短ルートなんです。
🟢 「Let It Go」でTの7種類を楽しくマスター!
実は、あの有名なディズニーの曲「Let It Go」は、“T”の音がたっぷり詰まった練習素材です。
たとえばこの曲だけで、以下のようなTのバリエーションが出てきます:
※カタカナで英語の発音を表すのには限界があるので、近い音をカタカナで表しています。
※アメリカ英語
Tの種類 | 単語 | 発音例 |
ストロングT | test, turn | 強くはっきりした「トゥ」 |
ソフトT | tonight | 自然な「トゥ」 |
子音の前のT | control | 「ト」というより「コンチョロー」 |
フラップT | let it go | 「レリゴー」に聞こえる |
止めるT | mountain | 舌を話さず発音「マウンッン」 |
消失T | let them | 「 レッデム」→ Tが脱落 |
チュ音化T | (曲中にはなし) | 参考:nature → ネイチュア |
他
ストロングT・・・storm / distance / time / stand / fractal
ソフトT・・・blast / past
子音の前のT・・・tried
フラップT・・・white on a … / not a … / keep it in /at all
止めるT・・・footprint (footのt)
消失T・・・footprint(printのt) / it / get to me(get のt) / right (noの前のt)
チュ音化(Let It Goにはなし)
ちなみにtonight の最後のtは、話し言葉でソフトtになったり、止めるtになったり、消失tになることがあります。
カタカナで表すなら
ソフトT「トゥナイトゥ」(トゥは子音を入れず発音)
止めるT「トゥナイ」(舌を離さないt。音はないけど存在はあり)
消失T「トゥナイ」(完全に消えている)
歌詞を見ながら歌うだけでも、自然と口の動きが変わり、耳も鍛えられます。
英語の“音変化”を身体で覚える最高の方法です!
🎵 Let It Go の歌詞(英語)はこちら
▶️ YouTube公式動画はこちら
✅ まとめ:Tの音を制す者がリスニングを制す!
英検でもTOEICでも、リスニングパートには“T”の音が変化したフレーズが頻出です。
まずは、「Let it go」を「レッ イット ゴー」ではなく、「レリゴー」と自然に言えることから始めてみてください。
発音できる音は、必ず聞こえるようになります。
そして歌を歌うメリットは英語独特の
音の「緩急」「強弱」「高低」が自然に身に付くこと。
ぜひ、“歌いながら発音練習”で、次のテストでのスコアアップを目指しましょう!
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